カンムリヅルのヒナがうまれました
9月30日にカンムリヅルのヒナが2羽、孵化しました。
徳山動物園では15年ぶりのヒナの誕生となります。
現在は、親からコオロギなどの餌を嘴で渡してもらって食べており、親の翼の下で休んでいる時間もやや長い状態です。
ヒナの成長は著しく、およそ3~4カ月後には親とあまり変わらない大きさにまで成長します。まだふわふわのヒナたちのあどけない姿や親鳥の熱心な子育ての様子など微笑ましいシーンは、ぜひお早めにご覧ください。
9月30日(孵化当日)の様子
10月2日のヒナたち
カンムリヅルについて
ナイジェリアの国鳥です。国内の動物園で見られるカンムリヅルはほとんどがホオジロカンムリヅルという色合いが少し異なる種類で、徳山動物園と同じ種類は全国で4園(徳山動物園・とくしま動物園・神戸市立王子動物園・淡路ファームパークイングランドの丘動物園)でしか見られません。野生では開発などの影響で生息地が減り、数が少なくなっています。
当園の個体について
オス親 2004年8月11日生まれ 20歳メス親 2004年8月12日生まれ 20歳
オス 2009年9月8日生まれ 15歳 (北園フライングケージで飼育中)
繁殖について
毎年産卵はしていましたが、繁殖を制限するために抱卵をさせずにいました。今回、親個体の年齢が高くなってきた(飼育下では25~30年の寿命)ことや、他の飼育園館とも調整して繁殖を目指すことにしました。
ヒナの性別はまだ分かりません。